質問をすると、人とチャットで会話をしているように自然な応答をしてくれることで注目を集めているAIの一つ、ChatGPT(チャット ジーピーティー)。
ChatGPTが2024年春、さらに進化したChatGPT-4o(オムニ)をリリース、「まるで人と話しているような自然な会話がAIとできる!」と世界を驚かせました。
この春のリリースでは、これまで有料版でしか利用できなかった機能が無料版に解放されたので、この機会に新しい機能を試してみてください。
この記事では、ChatGPT-4oの使い方や、SNSマーケティングや業務効率化にどう活用できるのか?を解説していきます。
ChatGPT とは?
ChatGPTとは、まるで人と話しているかのように、質問した内容に回答をする対話型のAIサービスです。
アメリカのOpenAI社が開発・提供しているサービスで、正式名称はChat Generative Pre-trained Transformer(文章生成モデル)です。
13歳以上(ただし、18歳未満は保護者の許可が必要)であれば、誰でもアカウントを作成して使い始めることができます。
ChatGPT-4oとは?
2024年春、
・ChatGPT-4oが登場 AIとの音声対話がスムーズに
・データ分析機能が高性能に
・有料だった機能が無料でも使えるように
という3つの大きなリニューアルがされました。
特に、ChatGPT-4o(チャットジーピーティーフォーオー/オムニ)は、従来のテキストでの対話だけでなく、画像・動画・音声などでも対話ができるようになりました。
文字を打つのが苦手だった方は、音声で電話をしているような感覚で質問することができるようになりましたし、写真を撮影して、これは何?と聞くこともできます。
それも、応答速度や精度が上がっているので、とても自然な会話のようにできます。
ChatGPT-4o(オムニ)は無料でも使えるか?
従来、ChatGPT4がリリースされても、無料版ではChatGPT 3.5までしか使えませんでした。
それがこの度、ChatGPT-4oも制限付きで無料版でも利用できるようになりました。
無料プラン | ChatGPT Plus | ChatGPT Team | |
---|---|---|---|
月額 | 無料 | $20/月 | $25〜/1月1人あたり |
ChatGPT-3.5 | ○ | ○ | ○ |
ChatGPT-4 | × | ○ | ○ |
ChatGPT-4o | ○(3時間毎に10回まで) | ○(3時間毎に50回) | ○(3時間毎に100回) |
画像生成(DELL-E3) | × | ○ | ○ |
GPTs(チャットボット開発) | × | ○ | ○ |
データ分析・ファイルアップロードなど | △(2024年6月できない場合もあります) | ○ | ○ |
AIのデータ学習対象 | ○ | ○ | × |
無料版を利用している場合は、3時間毎に最大10回の応答までChatGPT-4oで回答されます。
その後は、自動的にChatGPT-3.5での回答になります。
ChatGPTとの「会話」は日本語でも可能
2024年6月現在、ChatGPT-4oと音声で会話ができるのは、スマホアプリのみです。
Google Playまたは App StoreよりChatGPTをダウンロードして利用してください。
ChatGPTと検索すると、幾つもの似たようなアプリが表示されますが、こちらのChatGPTとだけ書かれているアプリをダウンロードしてください。
アプリでChatGPT-4oと会話する
音声で会話を始める時は、アプリのChatGPTでヘッドホンのマークをタップします。
「話し始める」と出たら、会話がスタートできます。
相手が回答を考えている間は、雲のような吹き出しになります。
無料版でも10回以上回答してもらうことはできますが、応答時間が長くなったり、突然英語になったりする場合があります。
それでも、スマホやPCからの文字入力が苦手な方には、とても助かる機能です。
WEB版での使い方
アカウントの作り方
chatGPTはこちらのURLからアカウントを作成できます。
https://chat.openai.com/
左下の「Sign up」をクリック
メールアドレスまたは、Google/Microsoft /AppleのIDでアカウントを作成します。
メールアドレスの場合は、パスワードも決めます。
名前・生年月日を入力します。
(DD/MM/YYYY)と記載があるのは、DD:日/MM:月/YYYY:西暦です。
入力できたら「Agree」(同意)をクリック。
アカウントが作成されると、最初の画面に戻ります。
案内のポップアップが出てきたら「Okay, let’s go 」のボタンをクリック。
これで、Chat GPTを使うことができます。
しばらく使わないと、ログアウトしてしまうので、その際は「Log in」ボタンからログインしてください。
無料版でChatGPT-4oを使う方法と切り替え方法
無料版は、最初自動でChatGPT-4oが設定されています。特に設定をせずに会話をしてください。
一度会話をすると、4oと3.5を切り替えることができます。
ChatGPTを活用してSNSマーケティングを時短しよう
ChatGPTの情報収集・分析に優れていますので、アイディア出し、コンテンツ生成、テンプレートづくりなど、さまざまな形で活用することができます。
- 顧客のニーズを箇条書きで書き出す
- 投稿のアイディアを出す
- メルマガ、インスタ、ブログの記事生成
- 商品説明の文章
- コメント返信テンプレート
- チャットやFAQなどの応答(ChatGPTと合わせて別のシステムが必要です)
- データ分析
- レポート生成
- 画像生成(有料)
ただ、「顧客ニーズを書いて」だけだと、一般的な顧客ニーズの例だけが回答されてしまいます。
ご自身の顧客は、何歳くらいの、どの性別で、どんなことに悩んでいる、もしくはどんな望みを持っているか、悩みや望みに対して自分がどんなことを提供できるのか、といった基本情報を伝えた上で、「ニーズを教えて」や「どんな投稿が喜ばれる?」というように聞くと、あなたの商品・サービスに合った顧客のニーズや投稿のアイディアを出してくれます。
AIですが、人に相談するように
・共通認識として前もって伝えておきたい情報
・聞きたいこと、悩み
を伝えることで、よりあなたの聞きたいことに合った回答を答えてもらえますし
人に対するよりも「もっとこうして欲しい」を伝えやすいと感じる人もいるかもしれません。
例えば、
「もっと柔らかく、女性らしい表現で」
「もっとわかりやすく説明して」
「もっとこんなふうな情報が欲しい」
などと要求することもできます。
欲しい情報が得られるまで工夫してみると、
SNSマーケティングや発信内容で頭を悩ませる時間の短縮だけでなく
自分の質問力や情報共有力アップにもつながるかもしれません。